iite BY D2

MENU

となりのiiteiite the neighbors

古民家を白でまとめた、ヨーロッパ風ヴィンテージハウス

本田 美和さん/会社員

築50年を超える古民家に住む本田美和さんは、家族5人と猫7匹、犬2匹の計9匹と暮らしている。白を基調に「今あるものをできるだけ残す」というテーマで施されたDIYは、古民家をヨーロッパのような雰囲気に仕上げている。大切に少しずつ手を入れながら住んでいるその家は、大切な人との約束を守るためでもあるそう。その約束とは?

古民家を白でまとめた、ヨーロッパ風ヴィンテージハウス

美和さんの生家でもあるこちらのお宅は、約50年前に当時としては珍しく、男の人に混ざって家を建てる仕事をしていた、実のお祖母さんが建てたもの。設計や間取りなど細かい部分も全てお祖母さんが考えたそうで、とても大切にされていたお家。

認知症を患うことになる前も、その後も、「この家だけは絶対壊さないでほしい」というお祖母さんの想いを美和さん一家が受け継ぎ、暮らし始めた。

「残してあげたいという想いがあったのと、祖母の介護が始まる時にちょうど長男が生まれ “介護も育児も一緒にやればいい! 祖母の想いを叶えてあげよう!” と、また地元に戻って来ました。祖母がこの家をすごく大切にしていたので、できるだけ昔の状態を残してDIYをしています」

そんな美和さん、実は元々DIYをしていたという訳ではなかったそう。「DIY歴は12年くらいになるのですが、この家に住むまでは全くやっていませんでした。当時たまたま雑誌で古民家を自分たちでDIYリフォームした記事を読んで、砂壁に珪藻土を塗ってみたのが最初のDIYです。12年と言ってもゆっくりゆっくり介護や子育ての合間にやっていたので、まだまだやりたい所はたくさんありますね」

ウッドデッキも何もない所に一からDIY。床板は、すのこ状に板を貼り、柱を立て横板を貼り、波板で屋根をつけた。「子育ても介護も洗濯物がたくさん。洗濯物をたくさん干せるスペースが欲しくて、屋根のあるウッドデッキを作りました」

いつも本を読んだり、お茶したり、週末は家族でピクニック風に床でご飯を食べたりしながら過ごしている。猫ちゃんもワンちゃんもお気に入りのスペース。

 

横長の家で廊下やウッドデッキが広く、光が入りづらいことから、ほんの少しの光でも反射するように家全体のカラーを白でまとめることに。

「小物や何もかも全て真っ白というわけではなくて、少しでも光を多く取り込みたいので大きい面積を白で統一しています」

ソファのファブリックは、海外のベッドカバーを使用。はじのレースがアクセントに。ヴィンテージのクッションカバーや布の選び方にセンスが光る。

ライトはビーズシェードで色のアクセントに。

「お祖母さんから受け継いだものかリサイクルショップや古道具屋で購入したものがほとんど」という家具達は、形は昔のまま、白にペイント。

ドライフラワーは生花を買ってきて、飾った後ドライにして楽しんでいる。彩度が抜けたドライフラワーの色彩が古民家とマッチ。

ちょっとしたマガジンラックも縦2本の棒状の板に横板を打ち付けただけの簡単DIY。

水周りをリフォームしたばかりというキッチンも白ベース。

そんな中、食器棚だけは白系のお皿が多いのであえて黒にペイントしたそう。

棚のストックは全てカゴに入れて、整理整頓。

カゴのサイズに合わせて棚板の高さを調節して作ったDIY棚は、上にタイルを貼って作業台に。

窓に沿って作られた調味料棚や、ちょっとしたカフェ棚も四角く組んだ木材に棚板を付けただけのお手軽DIY。

そんなキッチンから見える奥の部屋は、ご主人のタバコ専用ルーム(!)という贅沢なスペース。壁のくすみが気にならないようここは濃い色で壁を塗っている。

煙がキッチン側に来こないように、ベニア板にクリアなプラスチック板をつけ仕切りを作った。

まるで漫画喫茶さながらのラインナップの本棚もDIYされたもの。

同じくこちらの家で白ベースでないお部屋がもう一つ。

それは高校生の長男のお部屋。電車が大好きな息子さんのコレクションラックや、窓枠にディスプレイラックを設置。

ヴィンテージのカリモクチェアと合わせたテーブルは、茶箱にキャスターをつけたこちらも簡単DIY。箱の中を収納としても使えてとっても便利。勉強机と椅子もリサイクルショップで購入したもの。

「窓が大きいと中が丸見えになってしまう、でも光はいっぱいとりたい」そこで選んだのが薄いレースのカーテン+ディスプレイで目隠しする方法。ディスプレイラックを作る時は、まず飾るものを決めて、高さや棚の数などを決めているそう。息子さんのお気に入りのDIYルーム。

 

ヴィンテージショーケースは古道具屋さんで買ったものを、ヤスリをかけたりして自分でメンテナンス。中に飾られているまるで絵のような綺麗な色彩の食器は、お気に入りの陶芸作家、森田みほさんのもの。まるで映画の世界から飛び出したように店番風に座る黒猫のグリちゃん。

撮影中も終始カメラに興味津々でした。

 

仲良しな家族とたくさんの動物に囲まれて暮らしている美和さん。

少しずつ手を入れながら受け継がれた物を大切に守り暮らしていく。コーディネートだけでなく、そのライフスタイルもヨーロッパさながらの、サステナブルな暮らしぶりでした。

iite Buyer’s Selectバイヤーズセレクト

気に入ったら”シェア”をお願いします。

  • Twitterでシェア
  • facebookでシェア
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
  • はてなブックマークでシェア

DIGITAL CHIRASHIデジタルチラシ最新号