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新居の顔は、壁一面を埋め尽くすDIY収納棚

石垣 篤さん/ファッションプランニングプロデューサー

秋に分譲マンションを購入し引っ越したばかりの石垣さんご一家。自宅で仕事をされるご主人の篤さんのシンプルなのにセンスが光る家作りのポイントは、DIYやリフォームで細かなディテールを重視したこと。

新居の顔は、壁一面を埋め尽くすDIY収納棚

「自宅で仕事をしているので、どうしても仕事道具や資料で物が多い。下の子が最近生まれ4人家族になったので、いかにシンプルに見せてごちゃごちゃ感を軽減するか考えました」

篤さんが考えた解決方法は、壁一面を埋める収納棚。

「この家に決めた時に、この壁一面を棚にしよう! と考えました。アルミフレームは、金属を加工できる友人に頼んで溶接してもらい、フレームも反対側の壁と同じカラーで着色し統一感が出るようにしています」

そして、一見何でもないように見える棚板にも、もう一手間加えられている。

「幅の広いメイプルの床板もこだわった所の一つなので、そのカラーに合わせるため棚板の素材本来の色になるべく影響が無く自然な手触りで、且つ多少汚れも防げる仕上がりにしたくて、2種類の植物油を塗って仕上げました。子供もいるので、オイルも100%植物油で、有害な石油系の化学物質、防腐剤、重金属などは一切使用していないものにこだわりました」

棚を作る時に篤さんを困らせたのは、テレビの設置と壁の微妙な凹凸。

「テレビは今後もっと大きいのを買いたいのでそれを見越して、設置する背景ボードを作りました。耐久性が必要なので合板の丈夫な板を三枚重ねてジョイントして強度をアップしています。棚を作って組み立てている際に、左壁の電気のスイッチに棚板が当たってしまい、凹凸に合わせて微妙にカットするのが大変でした。カット前の採寸は本当に細かくやらないと後々修正するのに手間がかかりますね」

 

仕事場スペースにも壁を埋め尽くす一面の棚が。

棚板の幅が下に行くに従って狭くなっていることで、部屋の奥行き感を出し広く見えるよう工夫がされている。

「棚板の幅を狭くしたのは元々天井に梁があったのでやむをえずでしたが、やってみたら結果そうなりました。とにかく仕事のものが多いので、なんとか広くスッキリ見せたいなと思って、ものをできるだけ床に置かずに上に置く、高さを揃える、など気をつけています」

 

また、作業用のデスクは、木材に脚のサイズで穴を空け、キャスターをつけて稼働式にアレンジ。「どうしようかな〜買い換えようかな〜、と悩んでホームセンターに行って相談したら、お店の人からこのアイデアをいただき、やってみたら簡単にカスタムできました。穴開けもホームセンターでやってくれるので僕はキャスターをつけただけです」

 

他にも暮らしやすさのためのちょっとしたDIYが。「子どもが小さいので掃除機はパッと取れる場所に置かざるをえない。でも大きくなったら移動するだろうし壁にあまり穴を開けたくなくて、棚と同じ板で掃除機フォルダーを作りました」

 

1960年代のポップ・イコノグラフィで知られるピーター・マックスのジグソーパズルを飾ったトイレ。専用の額を作って飾っているお気に入りの逸品。そんなトイレにも収納のために一工夫。

「オムツなどの消耗品がびっくりするくらい早くなくなるんです。多めにストックするために、既存の棚だと足りないため、ここもリビングの棚と同じ素材で棚を追加しました。棚板にはリビング同様、オイル加工をしています。ちょっとした一手間で雰囲気がすごい変わるので板を使ってDIYする人にはオイル仕上げがおすすめです」

既存のペーパーホルダーやタオルホルダーを真鍮のものに付け替えるだけでなく、どうしても見えてしまう棚板を固定したL字の金具も真鍮に統一する徹底ぶり。

ふと家を見渡すと随所に真鍮のアイテムが。金沢の仏具メーカーFUTAGAMI(フタガミ)に出会って真鍮に魅了されたという篤さん。

「金は資産として価値がありますが高いしギラついているイメージで、メッキだと剥がれて朽ちてしまう。でも真鍮は主張しすぎない金の輝き具合と、経年劣化の逆で経年成熟じゃないですけど、表情が歳を重ねる毎に変わっていくのがすごく魅力的に感じて集めています」

 

壁につけられるボックスやペーパーホルダーを棚に打ち付け、使いやすくアレンジ。既存のものにもライフスタイルに合わせて一手間加えるアイデアは真似したいポイント。

料理上手な奥様のお鍋コレクションはあえて見せる収納に。フルリフォームする際、細かな所まで自分で図面を引いて依頼したおかげで寸法もぴったり。

玄関を開けると、お気に入りのメイプルの床板とマッチする特注で作ったネイビーの扉がお出迎え。

40㎡はありそうな広々としたお庭は「庭はまだ何も手をつけていないので、子ども達の遊具を置いたり、ガーデニングしたり、色々作っていくのが楽しみ」だそう。

 

自身も「こだわり屋」という篤さん。

「やっぱり家は大きな買い物だし、すごく色々悩みました。でも予算の関係もあり何でもできるわけじゃない。それでもこだわりたい部分や思いついたことは、自分の手を加えることによって、好きな空間や便利にアレンジできるので『まずはプロに聞く! そして自分でやってみる!』ですね。模様替えや子どもとか生活環境の変化で部屋をどうにかしたいという人はまずホームセンターに行って色々相談してみては?」

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